新薬や新しい医療技術が開発されるたびに我々の健康が維持され、病気が回復して寿命が延びてきました。
男女ともに平均寿命が80歳を超え、100歳以上の高齢者が6万人以上も生存していると報道されています。
しかしながら、長寿命化はありがたいことですが、利便性の高い社会になったおかげで日常生活を送っていても動き回らなくて済む時代になってしまいました。
一昔前の家事の多忙さを思い出せば家庭生活の楽さ加減は比較になりません。
最近は身体が不自由になって自由に動き回れなくなっても毎日の食べ物を宅配したり、必要なら調理済みの料理を希望する時間帯に届けてくれるサービスまであります。
但し、サービスを受けるだけでは生き永らえられた寿命がもったいないはずです。
高齢になるにつれて体力や気力が徐々に低下することを甘んじて受け入れても極力、元気さを維持したいわけです。
そこで、自治体が積極的に勧める医療機関の定期健診を受診し、自分の弱いところを医師や看護師に指摘してもらって、体力や気力の衰えを遅らせる努力を続ける方が良いに決まっています。